春になると能登半島は、燃えるような深紅の彩が家々の庭を染めていく。
「のとキリシマツツジ」である。
能登半島の気候に馴染み、能登人のやさしさに育まれ、その花はいつしか
能登を象徴する花となっていた。
寺社や旧家の奥庭を訪ねれば、見事な「のとキリシマツツジ」の古木と出会う。
能登人の謙虚な気質が他人に自慢するように振る舞うことを好まず、
奥庭でそっと「のとキリシマツツジ」を丹念に育てた。
それが今に至って樹齢百年以上にも及ぶ立派な古木となっている。
*会場にて苗木の販売も行います。
【主催】「花の力」プロジェクト実行委員会
【共催】しいのき迎賓館、NPO法人のとキリシマツツジの郷