イベント

池田瑞月展
−草木写生画巻−

2013年12月2日(月)〜2013年12月8日(日)
10:00〜18:00
ギャラリーA
入場無料

〜植物の狂的愛好者・池田瑞月の世界〜

金沢市出身の日本画家山田瑞月氏の作品巻物「草木写生画巻」4巻を含む約20点の肉筆画展示約20点の木版画他を初公開します。

【池田瑞月(1877〜1944)】
金沢市に生まれ日本画家として生涯画題を植物一筋に求めた。
代表作は「蘭花譜」の原画であるが、瑞月はその他に描いた植物画の数々を、世に問うことはほとんど無かった。今回作品を長男一路氏よりお借りし、金沢神社に残された作品20点を併せて公開する。

〈蘭花譜〉
『蘭花譜』とは、加賀正太郎が自ら育てた洋蘭をモチーフに第二次世界大戦直前までに木版画・油絵・写真による制作を企画、1946年に刊行した104枚を1セットとする植物図譜である。加賀は、証券業や不動産業、林業などで財を成し、大日本果汁株式会社(現在のニッカウヰスキー株式会社)の設立にも尽力した実業家。若き日(明治43年/1910)の欧米視察旅行では、日本人初のユングフラウ登頂にも成功している。

 加賀は英国のキューガーデン(王立植物園)で初めて洋蘭を見て感銘を受け、帰国後に建設した大山崎山荘(現アサヒビール大山崎山荘美術館)に温室を設けて、自ら洋蘭栽培に乗り出した。大正から昭和初期に彼が育てた洋蘭は約1140種・約1万鉢にも上り、大山崎山荘は東京の新宿御苑と並ぶ日本の洋蘭栽培の中心地であった。『洋蘭譜』104枚のうち加賀が精魂を傾けて監修した木版画83枚は原画を池田端月、彫師は大倉半兵衛(東京)と菊田幸次郎(京都)、摺師は新味三郎(東京)と大岩雅泉堂(京都)という近代最高の職人が手がけている。
 学術的にも価値の高い記録でもある『蘭花譜』全300セットのうち、100セットを加賀は当初欧米はじめ世界の学術・研究機関に寄付を予定していたが、我が国の敗戦直後の混乱のなかで希望をかなえることはできなかった。
 今回展示の『蘭花譜』は当時の版木12点の主版色板一式が最近発見され、それを使い当時と同じく100から200回摺り重ねたものである。


主 催:池田瑞月展実行委員会(責任者 金沢神社 宮司 厚見正充)金沢市兼六町1-3 076-261-0502
協 力:池田一路・元湯石屋・金沢神社
後 援:金沢市・北國新聞社


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