1400年以上続く日本のお香の歴史。お香を使うための器も同様に、長い歴史の中で育まれてきました。伝統工芸の盛んな二都市において、現代の作家による「香りの器」の競作は、相互の交流を深め、新たな工芸史を重ねる機会になることと確信しています。また来場者にはぜひ、ものづくりの楽しさとともに、生活に香りを取り入れるヒントをお伝えできればと願っています。